大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

#練習用

あのころの主流は魚突き(2)

スピアフィッシング全盛の時代、素潜りで何度か水中銃を持ったことはあるが、水中カメラを使うほうが断然多かった。所属のクラブも写真や映像に力を入れていて、いろいろなカメラ・ハウジングを揃えていた。16mmシネグループもあり、わりあい安価に動画も撮…

撮りにくい魚・シマヤッコ

キンチャクダイ科のシマヤッコは全長約10cmで、八重山諸島以南の中西部太平洋に分布している。 シマヤッコ(ラジャアンパット) 生息場所はドロップオフの壁で、岩の隙間などに隠れていることが多い。警戒心がとて強く、撮影には苦労させられる魚だ。 逆さに…

アオウミガメの実状

昔は海の中でウミガメに出会うと、一目散に逃げて行った。おそらく食用のため捕獲されていた歴史があるからだろう。20年くらい前から沖縄では、ウミガメの卵を人工ふ化させて放流するようになった。 アオウミガメ('17年、座間味) そのお陰で今では数が増え…

ピースボートの船旅(2)

通信衛星のため不安定で、つながらないことも多い。例えつながったとしても、すごく遅かったり途中で切断することもあるので、かなりイライラする。 シングル部屋。窓があるのがいい 部屋はこんな感じ。シングルタイプで窓がある。 いつも何かのイベントがあ…

別府旅行

最近は「うどん県」や「おんせん県」などとその土地の特長を前面に押し出してのPRが盛んになっている。ちなみに前者は香川県で、後者が大分県。 八幡朝見神社ととり天定食 また、JRのキャンペーンで「しばらく大分にいます」というキャッチコピーがあり、乗…

初夏の柏島(3)

現在柏島はボートダイビングが主流だが、昔はダイビングサービスがない状態だったため、ビーチエントリーばかりだった。20数年前のことだが… 昔よく出入りした砂浜 港に隣接する小さな砂浜からもよく出入りした。柏島を訪れるダイバーが急増した'90年代後半…

釣り雑誌に…

これまで釣りの雑誌にはほとんど縁がなかったが、最近2誌からお話があった。1誌は釣り具メーカー「シマノ」が発行する『Fishing Cafe』(季刊)。従来の釣り雑誌とは違い、魚や釣りに関するエッセイなどが多く、おしゃれ。 『Fishing Cafe』と『つり情報』 …

久しぶりの海

冬から春にかけて催し物が多かったため、海から遠ざかっていた。そろそろと思っていたときにタイミングよく、ハウジングメーカー社長のKさんから誘いがあった。 奄美・嘉鉄の海。晴れると美しい('13年7月) Kさんとは伊豆大島や柏島、錦江湾、奄美大島など…

最近届いた書籍

今週に入って本や冊子が3冊届いた。一つはNewton別冊『ふしぎ動物図鑑』。 Newton別冊『ふしぎ動物図鑑』 '13年11月号のNewtonに「ミステリーサークル」の写真と文が6頁掲載されたが、別冊にも流用したいとかねてより話があり、それが4月に発売になる。 ミス…

海遊館見物

「上方水中映像祭り」の翌日は、予定していたものが急にキャンセルになったため、海遊館に行った。午前中にもかかわらず、大混雑していた。 海遊館外観 海遊館は、水族館としてアジア№1の人気を誇る。その証に外国人、特に中国人が大勢来ていた。おそらく3割…

有毒魚のことがわかる新刊書

先日、本が届いた。3月25日発行の『毒魚の自然史~毒の謎を追う~』(松浦啓一・長島裕二編著)で、北海道大学出版会からだった。 『毒魚の自然史』の表紙と裏表紙 編著者の松浦先生から、ミステリーサークルの写真を使用したので献本したいと事前に連絡をい…

上方水中映像祭り2015

8回目となる「上方水中映像祭り2015」を見に行った。このイベントの主催は「上方水中映像幹事団」。全員がアマチュアの水中写真愛好家で、ボランティアで運営。 プログラムの表紙・裏表紙 全国からスライド&ムービー作品を募り、幹事団が選んで上映するとい…

三寒四温

暦のうえでは春。しかしまだまだ寒い日もある。一昨日(月曜)はけっこう暖かかったので、カメラを持って隅田公園を散策した。 スカイツリーをバックに 咲いている花は少なかったが、梅の花は満開だった。 梅の花 水仙も咲いていたが、もう見ごろは終わって…

チンアナゴの産卵について

きのうNHKで、水族館の人気者が産卵したというニュースを報じていた。水族館の人気者とはチンアナゴとニシキアナゴのこと。 チンアナゴ産卵のニュース 東京スカイツリーにある「すみだ水族館」で、これらのアナゴの産卵を観察・撮影したのだ。ウナギ目(ウナ…

CP+2015

パシフィコ横浜で開催中のCP+2015に行ってきた。CP+とは、カメラと写真映像のワールドプレミアショー。 賑わいを見せた会場 昨年までは平日に行っていたが、今回は友だちの都合に合わせたため土曜に。 大画面に映してのセミナー 多くのメーカーが行ってい…

インド洋の魚にも出会えるコモド

インドネシアは東西に長い。その島々は太平洋とインド洋を分けるように連なっている。 インドネシアの地図 島々の東寄りにコモド諸島(赤丸)がある。熱帯雨林エリアにもかかわらず、極端に降雨量が少ない特質な環境をしている。 エイブルズエンゼルフィッシ…

外出好きのウツボ

ウツボ類は岩やサンゴの隙間に入り、顔だけ出していることがほとんど。 仲良しウツボ(富戸) 夜行性といわれているので、 昼間は外に出ることはあまり ない。 砂地にいたウツボ(大瀬崎) ところが、昼間にウツボが砂地 にいたところを何度か見たこと があ…

「海で逢いたい」神戸展(2)

2回に分けるつもりはなかったのだが、カーソルが途中で動かなくなり、入力ができなくなったので… 神戸展会場 いろいろな方とお会いしたが、27年ぶりという方も。自己紹介で「ツムブリのノンちゃん」というのでわかった。座間味の民宿でヘルパーをしていたNさ…

「海で逢いたい」神戸展(1)

サークル「海をみつめて」主催の写真展「海で逢いたい」神戸展は8日無事終了した。その前日会場となっている「原田の森ギャラリー」を訪れた。 「原田の森ギャラリー」写真展会場 1階と2階に展示された作品は100点近い。今回は三陸ボランティアダイバーズ主…

謎多きベニオチョウチョウウオ

チョウチョウウオ科は日本に約50種分布している。とはいえ、そう簡単に見られない種もけっこういる。 ベニオチョウチョウウオ(フィジー) ベニオチョウチョウウオも日本では稀。分布の中心はタヒチやフィジー、ミクロネシア、グレートバリアリーフなどで、…

冬が繁殖期のヒレグロベラ

冬期に繁殖するのはアイナメやアナハゼ、ホテイウオなど寒帯の海がルーツの魚がほとんど。熱帯の海がルーツの魚は初夏~夏の場合が多い。 外見では雌雄の区別は難しいヒレグロベラ 1年中繁殖する魚もいるが、水温がほぼ変わらない熱帯域に分布する場合に多く…

Webナショジオの図鑑とは

『ナショナルジオグラフィック』は、世界的に有名な自然科学雑誌。以前は年間購読していたが、どんどん溜まってしまうので今はメルマガでチェックし、気に入った内容なら購入することにしている。 Webナショジオに「動物大図鑑」がある。全体で334種と決して…

ダイブビズショー2015

日本スクーバ協会主催の「ダイブビズショー2015」が1月27,28日の両日、浅草橋ヒューリックホールで開催された。 会場入口 ダイビングフェスティバルからダイブビズショーになって5年。ダイビング総合ビジネス展ということで、一般ダイバーは入場できなくなり…

ツアー説明会&懇親会

インドネシアでダイブクルーズを催行している「ダイブドリームインドネシア」と旅行社「STワールド」共催による「2015ツアー説明会&懇親会」が25日銀座で行われた。 挨拶する唐澤氏と枠内は進行表 会場にはリピーターをはじめ、クルーズに興味があるダイバ…

奇抜な模様=ピカソ

魚には学名、標準和名、英名などが付いている。学名や標準和名は1種に1つだが、英名は国や地域によって異なる場合が多く、かなりアバウト。モンガラカワハギ科の魚は、英名でトリガーフィッシュという。第一背ビレがトリガー(銃の引き金)に似ているからだ…

写真展のプリントチェック

写真展「海で逢いたい」vol.19 がいよいよ来月に迫った。神戸展が2月で、東京展は3月。その準備が進められている最中、昨日神田の写真弘社でプリントチェックが行われた。 写真弘社で行われたプリントチェック プリントチェックとは、出品作を展示用の大きさ…

日本に分布するソメワケベラ属

クリーニングする魚で有名なのがホンソメワケベラ。他の魚の体に付いた寄生虫などを食べてきれいにするため、誰からも好かれ天敵がいない。 ネムリブカをクリーニングするホンソメワケベラ(奄美) ベラ科ソメワケベラ属で、全長約12cm。オスは縄張りを持ち…

サンゴ礁について

お正月に放送した「さわやか自然百景新春特集」は、多くの方に見ていただいた。「水質が悪くならない限りサンゴは再生する」との言葉に、視聴者の方から感銘を覚えたという声が寄せられた、と担当者から知らされた。 ユビエダハマサンゴとハナゴイ 今回テー…

縁起がいい海の生きもの

新年なので、縁起がよいとされる海の生きものを。 ホンソメワケベラにクリーニングされるマダイ 「めでたい」ということで鯛は縁起ものの代表になっている。マダイは体色が赤っぽいことも好まれ、お祝いの席には欠かせない。 アオウミガメ 昔は今ほど寿命が…

アート・ウルフ写真展

きのう新宿で用事を済ませた後、オーロラの写真展を見に「コニカミノルタプラザ」へ。ギャラリーA,B,C のうち B,C が「宇宙から見たオーロラ展 2015」で、大混雑していた。 「宇宙から見たオーロラ展」のHPより ギャラリーA は、自然写真家アート・ウルフの…