2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ミヤケベラを最初に見たのは慶良間諸島だった。全長約5cmで、リュウキュウイソバナのそばにいた。なんてきれいなんだろうと、見とれた記憶がある。80年代初めで、当時手元にあった図鑑には載っていなかった。 ミヤケベラの幼魚 '84年に発刊された『日本産魚…
ギチベラはオスとメスとでは体色が異なる。メスは黄色か茶色、あるいはその中間で際立った模様はない。背に黄色の斑点がある個体が多いが、ない個体もいる。体色はほとんど変えない。 繁殖期以外の時期のオス オスは複雑な模様で、繁殖期はわりあい派手にな…
ベラ類の中で瞬時に体色を変えることができるのは、ヤシャベラとギチベラだ。特にオスが顕著。 ふだんのヤシャベラのオス ヤシャベラは警戒心がさほどないうえ、泳ぎ方もゆっくりなので、とても撮影しやすい。 メスにアピールするオス メスを意識し、自己ア…
イソギンチャクには毒がある。クマノミ類やミツボシクロスズメダイは免疫があるので平気だが、他の魚は有毒であることを知っているのでめったに近寄らない。 ジュズダマイソギンチャクとヨメヒメジ ところが、中にはイソギンチャクのすぐそばでじっとしてい…
モンガラカワハギ科は奇抜な模様で、観賞魚として人気がある。どうしてあのような模様なのか、不思議でしかたがない。 独特の模様をしたモンガラカワハギ 特にモンガラカワハギ、ムラサメモンガラ、タスキモンガラ、クラカケモンガラ、クマドリの5種は独特な…
スズメダイ科のオヤビッチャは、沖縄などサンゴ礁域ではごく普通種。したがって、ダイバーにはあまり見向きもされない。多くのダイバーは、珍しいものや小さいものにしか関心がないのだ。 サンゴ礁では普通種のオヤビッチャ(奄美) オヤビッチャはいつ見て…
年が替わった瞬間、一斉に汽笛が鳴った。横浜港に停泊している船のだろう。家までけっこう距離があるが、夜中だからよく聞こえた。 2017年の夜明け(元旦、7時) 夜が明け、初日の出を狙いに近くの歩道橋へ行った。建物があるので、日が昇ったら光が強すぎて…
今年の正月、関東地方は7日まで連日快晴。こんなことは珍しい。正月は、絵本の原稿書きが最優先なのだが、すぐに行き詰まってしまう。 馬車道には古い建物もある そこで晴天も手伝って「気分転換にカメラを持って外出」ということをよくやった。元旦の午後は…
今、カムフラージュをテーマにした写真絵本を制作している。岩崎書店の「さがしてあそぼう! かくれる いきもの しゃしん えほん」シリーズで、タイトルが『どこに いるかな? うみのさかなたち』。 タツウミヤッコ。2尾いるのがわかるだろうか カムフラージ…