大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

浅草の新たな名所

先週の土曜日、数か月ぶりに浅草へ行った。行動制限がなくなったお陰で、観光客や買い物客がずいぶん戻った。外国人観光客もかなり見かけた。 賑わいが戻った浅草六区の通り。金魚すくいも出ていた 総合商業施設の「まるごとにっぽん」にも行った。以前は、…

意外性多いウツボ

10/27のNHK「あさイチ」で不定期のコーナー「愛でたいnippon」があり、高知県特集だった。その中で、ウツボ料理が紹介されていた。多くの方はウツボを食べる習慣はないと思うが、高知では昔から食べられていて、特に冬季が旬だそうだ。 高知の一部の地域で食…

魅力的  魚の正面顔(2)

チョウチョウウオはわりあい行動的なので、正面から撮るのは難しい。しかし、沖縄に生息するものは岩陰で休んでいることが多いため、チャンスがある。 口をゆがめたようなチョウチョウウオ(座間味) アデウツボは、口の中が黄色いのが特徴。生息数が少なく…

魅力的  魚の正面顔(1)

魚の顔を正面から見ると、表情がわかりやすくて魅力的だ。それゆえ機会あるごとに正面から撮るようにしているが、底生魚以外は難しい。動く魚を正面から撮るには、それなりの駆け引きが必要になる。 ニシキヤッコは警戒心が強い反面、好奇心も強い。そのため…

尾ビレが特徴  タコベラ

ベラ科のタコベラは全長約13cmになり、千葉県以南の西部太平洋、インド洋に分布している。サンゴ礁域の転石帯や岩場、藻場などに生息する。基本的な体色は赤茶だが、生息環境などによって変異がある。特徴は尾ビレで、広げるとひし形あるいは四角形に見える…

ツバメウオが体を倒すワケ

マンジュウダイ科のツバメウオは全長約60cmに達し、北海道以南の西部太平洋に分布している。若魚や成魚の生息域は、伊豆より南にあたる。ツバメウオは時折体を倒すことがある。なぜなのだろうか。 体を倒すツバメウオ(奄美) 体を倒すのは、動かないときが…

温帯域に適応 スジベラ

ベラ科のスジベラは全長約18cmになり、相模湾以南の西部太平洋に分布している。砂地と岩場が混在する転石帯でよく見られる。メスは赤茶色の体色で、白い横縞がある。環境によって体色に変化があるようで、白い砂地に生息する個体は腹部が白くなり、岩場のも…

宝石サンゴについて

公益財団法人笹川平和財団 海洋政策研究所発行の『Ocean Newsletter』No.532号が届いた。以前は紙媒体だったが、数年前よりメールマガジンに代わっている。主に海洋に関する研究者が研究・調査で得られたことについて毎号三つのレポートが掲載されている。今…