大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

逆立ち

逆立ちといえば思い浮かぶのはヘコアユやヨロイウオ。いつも口を下にして行動している。しかし、上にあるトゲ状のものは背ビレの第1棘ということなので、正常な姿勢といっていいかもしれない。 ヨロイウオ でもやっぱり逆立ちにしか見えない。ちなみにヘコア…

昇格!?トンガリサカタザメ

魚類の科名や属名は変わることがある。ブダイ科がベラ科になったのは記憶に新しい。変わることが多いのは属名で、新種記載されてから変更になったものは命名者をカッコでくくる決まりになっている(学名に命名者が記されている場合)。 『小学館の図鑑NEO 魚…

海の風景写真

海の日ということで、海の風景写真を。気持ちがいい海の写真を撮るには、まず天気。そして高いところから太陽の位置を考えて狙えば、美しい海が誰にでも写せる。 慶良間諸島の安慶名敷島(あげなしく) しかし天気が良い場合は潜るので、なかなかそのような…

動く図鑑 魚・新訂版

『講談社の動く図鑑 MOVE 魚』新訂版が届いた。最初に出版されたのが'12年6月なので、4年で改訂されたことになる。 動く図鑑の表紙。右が新訂版 前回お貸した写真は2点で、ミノアンコウとミヤケテグリの求愛。その他にライブラリーから数点貸し出されている…

ニジハギの生態

サンゴ礁域に生息する魚類は、体色・斑紋がきれいで目立つものが多い。例外もあるが、縄張りを主張するためのようだ。 色鮮やかなニジハギ(コモド) ニジハギもきれいな体色・斑紋でよく目立つ。藻食性で、浅いところに単独で縄張りを持つ。 追いかけ合うニ…

謎多き魚・ジンベエザメ

世界最大の魚はジンベエザメ。全長13mに達する。沖縄美ら海水族館には現在ジンベエザメが3尾飼育されている。美ら海水族館に隣接されているのが「沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室」。 佐藤氏。研究室から水槽が(メルマガより) ナショジオのメー…

ドリーの真実

13年前に大ヒットした「ファインディング・ニモ」の続編「ファインディング・ドリー」が近日公開される。今度の主役はナンヨウハギ。まさかナンヨウハギが主役になるとは思ってもみなかった。 ナンヨウハギのドリーが主役(奄美) ドリーはマンタの群れが家…

黒潮実感センター・神田氏のこと

6月11日柏島で開催されたウミノフォトフェス2016で、「海辺のおさかなセミナー」の司会進行を務めた神田優(かんだまさる)氏。海が大好きなオジサンにしか見えないが、実はすごい人なのだ。 海辺のおさかなセミナーの様子 NPO法人 黒潮実感センター代表でも…