大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成元年を振り返る

平成も今日で終り。平成のスタートは1989年1月8日だった。30年前の1月はどんな撮影機材でどのような写真を撮っていたのか、自分でも気になったので調べてみた。 クラゲと使用カメラ ログブック(ダイビングの記録帳)を見ると、1月15日(日)西伊豆・大瀬崎…

ゴマモンガラの不思議な目

モンガラカワハギ科のゴマモンガラは、全長50cmにもなる大型種。主にサンゴ礁域に生息し、卵を守っているときは攻撃的になるので恐れられている。 白目をしたゴマモンガラ それはともかく、ゴマモンガラの写真を見ると目が白くなっていることが多い。白は不…

歌舞伎役者顔の魚

歌舞伎役者には「隈取り」という化粧法がある。役柄の性格や表情を強調するため、絵の具で顔を彩ること。 「怒り」を表す(?)シチセンベラ 魚にもそのような化粧法?をしたのでは、というものがかなりいるので集めてみた。 アオスジテンジクダイ 目から口に伸…

サンゴ VS イソギンチャク

海底に住む底生生物は、定着場所を巡って常に競争している。特に褐虫藻と共生しているサンゴやイソギンチャクは、太陽光が必要である。他の生物に光を遮られると、死を宣告されたも同然。 ミドリイシの仲間とセンジュイソギンチャク それを防ぐため、サンゴ…

「令和」最初の写真展

あと2週間で年号が改まる。狙ったわけではないのだが、令和元年5月1日より6月末の2ヶ月間写真展を開くことになった。 菜酒家FU-KU入口 会場は溝の口の「菜酒家FU-KU」で、沖縄料理の居酒屋さん。オーナーご夫妻がダイバーなので、店内にて水中写真展を行って…

海の中のピンク(魚編)

ピンク色をした魚もわりあい多い。ただ、成長の段階でピンクになる場合で、生涯を通してピンクというのはあまりいない。 ハナゴイはずっとこの色 まぁ「ピンク」をどうとるかで異なる。例えばマダイなどもピンクの範疇に入ると思うが、厳密にするとちょっと…

海の中のピンク(底生生物編)

海の中の生物の多くは色鮮やか。そのことを知ったのはかなり昔で、カラーフィルムが普及してきた60年代中ごろ。フラッシュ(今でいうストロボ)をたいて撮影してわかった。 淡いピンクが美しいウミトサカの仲間 極彩色の中にピンクがあるのに驚いた。ピンク…

8Kで取材した奄美の番組

昨年5月、8Kで奄美の海を取材した。放送予定は今年の夏だったのだが、先月末に担当ディレクターからメールが来て、急遽今夜初回の放送とのこと。どうやら8Kのソフトが足りないので、急いで編集したらしい。 8Kで取材した奄美の番組 ディレクターは、ぼくが8K…

MDフェアと水中映像祭

毎年4月の第一金、土、日は池袋サンシャインシティでマリンダイビングフェア(MDフェア)が開催される。今年も行われ、金曜日に行ってみた。 マリンダイビングフェア受付 こういう機会でなければお会いできない方もいるため、実にありがたいイベントだ。いろ…

桜めぐり

桜の見ごろを迎えている。今年は満開後に天気が荒れなかったうえ、気温が低かったこともあり、見ごろが長く続いている。 芝公園の桜(3月31日) とにかく日本人は桜が大好き。開花前からニュースで流れ、ソワソワし始める。数年前から花見の名所を巡るバスツ…