2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ハゼ科コバンハゼ属のキイロサンゴハゼは、和歌山県以南の太平洋、インド洋に分布している。全長約3.5cmで、体色は全身黄色。頬のあたりが白っぽい個体が多い。 サンゴに住むキイロサンゴハゼ(奄美) 新種記載されたのは1972年で、沖縄で採集された標本が基…
今回はミゾレウツボ(?)について考察したい。1985年11月、座間味島で黄色味が強いウツボを見つけて撮影した。図鑑で調べたら、ミゾレウツボが最も近かった。しかし、図鑑は標本写真なので、色合いが異なり、確信が持てないでいた。 ミゾレウツボと思われるウ…
チョウチョウウオ科のハナグロチョウチョウウオは、全長約20cmに達する。和歌山県以南の太平洋、インド洋に分布しているが、日本で成魚が見られるのは琉球列島。体側にオレンジ色の縞模様が斜めに入っているのが特徴で、主にサンゴのポリプをエサにしている…
コバンザメは頭部にある吸盤で大きな魚などにつき、楽をしているイメージが強い。実際にマンタなどについたコバンザメを見ると結構動いているが、こうした事実はあまり知られていない。 ニューギニア島インドネシア領のチェンデラワシ湾で、コバンザメがつい…
6/10午後、NGOピースボートよりメールが。今夜オンラインイベントを開催するという。「サヘル・ローズさんに聞く 困難を乗り切るための"自分育て"」と題した講演会。俳優、タレントとして活動するかたわら、人権問題や難民支援などに尽力するサヘル・ローズ…
動物にとって目は大切な感覚器官。哺乳類のほとんどは手があるため、危険を察知すれば目を覆うことができる。ところが魚は、目はむき出し、いざというときの手もない。そんな理由からだろう。魚の多くは模様で目を隠すという方法を選んだ。最も多いのは目に…
スズメダイ科のロクセンスズメダイは全長約15cmで、伊豆半島以南の西部太平洋、インド洋、紅海に分布している。雑食性で、プランクトンや藻類を食べる。オヤビッチャに似ているが、背中が黄色くないうえ、尾ビレの上下に黒帯があるので区別できる。生息場所…