大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

蛍光サンゴ!?

奄美で初めて潜ったのは、1992年4月。当時奄美など数か所でダイビングサービスを営む会社からの視察依頼だった。近々羽田~奄美の直行便就航の計画があり、それに伴いダイビングイベントを開催予定で、その一環として行うフォトセミナーの視察が目的。スタッ…

ウニに寄生!? ハシナガウバウオ

ウバウオ科のハシナガウバウオは、その名のとおり吻が長い。全長約5cmで、千葉県以南の西部太平洋に分布している。生息場所は岩礁またはサンゴ礁で、ウニ類のそばに単独かペアでいることが多い。 ウニのトゲの間を移動するハシナガウバウオのペア(柏島) オ…

スミレヤッコ物語

キンチャクダイ科のスミレヤッコは、伊豆大島で得られた標本を基に、1969年に日本人学者によって新種記載された。全長は12cmで、現在の分布は伊豆大島以南、琉球列島、台湾、フィリピン、パラオになっている。初めて出会ったのは1979年に小浜島へ行ったとき…

インドカイワリについて

回遊魚でインドカイワリという種がいる。全長は40cm前後で、アジ科では中型になる。生息数はあまり多くないようで、沖縄などでたまに見かける程度。単独か数尾でキビナゴなどの小魚を捕食しにやって来る。カスミアジとは明らかに違うので、気になっていた。1…

真説・サメ

3月下旬にナショナルジオグラフィック別冊『真説・サメ~謎に満ちたすごい生態』が発売された。 悪者とされてきたサメを、最新の調査・研究を通して「海の守護者」にイメージチェンジさせるのがこの本の狙いだ。 ナショナルジオグラフィック 別冊『真説・サ…

マリンダイビングフェア2023開催!

4月7日(金)、マリンダイビングフェア2023が開催した。主催者の会社が代わって2回目だが、新型コロナの制限も緩和されたお陰で、出展社も入場者も想像以上の数で、大盛況だった。 会場受付 受付はスムーズだったので入場者は多くないと思ったのだが、入って…

配色最高・セグロチョウ

チョウチョウウオ科は日本に50数種分布している。その中で最も体色・斑紋が素晴らしいのはセグロチョウチョウウオだと思う。白、黒、オレンジ、黄色などが大胆に配色され、よくもこんなデザインになったものだと感心してしまう。水中写真を始めたころからそ…