2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
24日午後9時よりNHK BSで「南極 氷の下のカプセル」が放送された。南極大陸にあるアンターセー湖は1万年もの間氷に閉ざされている。10年前より科学者チームによる調査が行われ、地球上に初めて酸素をもたらした「シアノバクテリア」しかいないことを確認して…
ヘラヤガラはトゲウオ目ヘラヤガラ科。相模湾以南の太平洋、インド洋に分布する。全長100cmに達するが、通常見られるのは70cm前後。体色はグレーや茶色などで、白の縞模様が現れることもある。また、全身黄色の「黄化個体」も多い。 イソバナに隠れて休むヘ…
コバンザメは「サメ」と付いているが、サメではなくスズキ目コバンザメ科。 ジンベエザメに付くコバンザメ 頭部に吸盤をそなえていて、マンタやジンベエザメ、ウミガメなどに吸着して移動している。 アオウミガメにも付く 宿主(しゅくしゅ)からおこぼれを…
オビテンスモドキはベラ科テンスモドキ属。全長約25cmになる。日本での主な分布は南西諸島。 ガレ場が行動域のオビテンスモドキ グレーと茶色が混じったような地味な体色なので、あまり注目されることはない。行動域はガレ場で、きれいなサンゴが群生するよ…
トビエイの仲間に「ナルトビエイ」というのがいる。日本初記録は'90年代後半なので、その前発刊の『日本の海水魚』や『日本産魚類大図鑑』には載っていない。したがって、知らない人も多いはず。 ナルトビエイ『黒潮の海』より 9年前に柏島でトビエイの仲間…
10数年前からオヤビッチャによく似たスズメダイがいることが知られていた。オヤビッチャは背中の上の部分が黄色で、黒の横帯が5本ある。 シリテンスズメダイの群れ(座間味) その近似種は黒帯5本は同じなのだが、体側が淡いクリーム色。オヤビッチャと混泳…
スズメダイ科スズメダイ属のモンスズメダイは、沖縄などのサンゴ礁域で普通に見られる。体の大部分が黒くて尾ビレが白いのが特徴。インスタ映えしないが、繁殖生態はおもしろい。 謎のスズメダイ(座間味) 以前からモンスズメダイによく似ているのだが、白…
ベラ科オグロベラ属のオグロベラは、1904年に新種記載された。学名はPseudojuloides cerasinus (Snyder.1904)。 オグロベラのオス(奄美) 日本では1980年ごろ、沖縄の瀬底島で生息が確認されて日本初記録に。そして和名が付いた。 今回新種になった オグロ…