大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ゴマモンガラの不思議な目

モンガラカワハギ科のゴマモンガラは、全長50cmにもなる大型種。主にサンゴ礁域に生息し、卵を守っているときは攻撃的になるので恐れられている。



白目をしたゴマモンガラ

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それはともかく、ゴマモンガラの写真を見ると目が白くなっていることが多い。白は不透明なので、見えないのではと心配になる。一体どうなっているのだろう。










白目は見えない

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そこで手元にあるゴマモンガラの写真を確認してみた。クリーニングされているときは、白目がぜんぜんない。











黒目の周りは放射状の縞模様                                           

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比較的アップで撮った写真を見ると、眼球の黒目の周囲は縞模様が放射状に入っている。上のほうは白だけの部分もあるようだが、どのようになっているのかはわからない。










半分白い                                             

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この写真では眼球の上半分が白い。回転させると白い部分が現れるのだろうか。












白目は瞼の役割か                                            

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当初は瞼なのかと思ったが、瞬膜があるのはサメだけだと聞いた覚えがあるので、瞼とは違うようだ。しかし貝やサンゴなどをかじることも多いので、破片で目を傷つける場合もあるに違いない。それを防ぐために瞼のような役割をしているのだろうか。