大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

謎多き魚・ジンベエザメ

世界最大の魚はジンベエザメ。全長13mに達する。沖縄美ら海水族館には現在ジンベエザメ3尾飼育されている。美ら海水族館に隣接されているのが「沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室」。


佐藤氏。研究室から水槽が(メルマガより)

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ナショジオメールマガジンに、同研究センターでサメの研究をしている佐藤圭一室長のインタビュー記事が載っていた。それによると、ジンベエザメの繁殖に関することはまったくわかっていないという。









生態は謎だらけ(インドネシア
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ジンベエザメプランクトンや小魚をエサにしている。アグリケーションといわれる豊富なプランクトンが湧く海域に、たくさんのジンベエザメが出現することは徐々にわかってきている。西オーストラリアやモルディブユカタン半島沖などだ。








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また、'95年に台湾で捕えられたメスのジンベエザメのお腹から約300体の胎仔が出てきたことが大きな話題になり、ジンベエザメは胎生ということが明らかになった。













確かにお腹が大きい個体は見ない(慶良間)
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インタビューの中で意外な事実もわかった。これまでジンベエザメが妊娠している個体を誰も見たことがないというのだ。そして交尾はどのように行うかもわからないそうだ。そういえば、これまで実際に見たジンベエザメも写真などで見たものも、お腹が大きい個体はいなかった。







美ら海水族館                                          

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美ら海水族館に飼育中の3尾のうち1尾はオスで、3年前に成熟が確認されたという。クラスパー(交接器)が急速に発達するらしい。しかしメスのほうが成熟していない可能性があり、他のサメのデータなどを応用して研究を重ねているという。マンタの繁殖に成功した唯一の水族館だけに、近い将来ジンベエザメの出産が見られるかもしれない。