大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

逆立ち

逆立ちといえば思い浮かぶのはヘコアユやヨロイウオ。いつも口を下にして行動している。しかし、上にあるトゲ状のものは背ビレの第1棘ということなので、正常な姿勢といっていいかもしれない。


ヨロイウオ                                             

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でもやっぱり逆立ちにしか見えない。ちなみにヘコアユの背ビレの棘には関節があって曲げることができるが、ヨロイウオは関節がなく曲げられない。










ニシキフウライウオ
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ニシキフウライウオやカミソリウオも逆立ちをしていることがある。横になったり、斜め下を向いたりもする。カムフラージュ効果やエサを狙うこともあっていろいろな姿勢になるようだ。









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ヘラヤガラが逆立ちをすることがたまにある。サンゴや岩の隙間に潜む小魚や甲殻類を狙っているときだ。獲物がいるところから見ると、最も目立たない体勢だということを知っているのだろう。









ホホスジタルミ
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ホホスジタルミやマダラタルミが、逆立ちしながら口を開いて荒い呼吸をすることがある。何度も目撃しているが、意味は不明。




 






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ウミガメのタイマイが逆立ちしていた。エサを食べるのに夢中になり、無防備な体勢になっていることも忘れて…。