モンガラカワハギ科は奇抜な模様で、観賞魚として人気がある。どうしてあのような模様なのか、不思議でしかたがない。
独特の模様をしたモンガラカワハギ
特にモンガラカワハギ、ムラサメモンガラ、タスキモンガラ、クラカケモンガラ、クマドリの5種は独特な模様をしている。
この中でモンガラカワハギは生息数も多く、ダイビング中よく出会う。
モルディブのクマドリ
クマドリは5種の中では地味なほうだが、他の4種にはない、雌雄の違いや地域変異などがある。この写真の個体はオスで、メスは顔にも縞模様が入っている。また、尾柄部の2本の黒線模様はインド洋タイプのもので、太平洋タイプは丸い黒班になる。
ムラサメモンガラ
ムラサメモンガラは浅いところに生息している。したがって、スクーバダイビングよりもスノーケリングのほうが出会いやすい。夏は卵を守っていることがあり、近づくと襲われることもある。
モルディブのタスキモンガラ
タスキモンガラも比較的浅いところに生息する。かなり警戒心が強いので、近寄って撮影するのは困難。しかし海外では接近して撮れる。海外のものは警戒心がないのだ。
クラカケモンガラ
クラカケモンガラも浅い礁池などに生息する。最初に見たのは沖縄本島で、ビーチダイビングをしたとき。水面移動で沖に向かっているときに、水深1mくらいのところにいた。