大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

釣り雑誌に…

これまで釣りの雑誌にはほとんど縁がなかったが、最近2誌からお話があった。1誌は釣り具メーカー「シマノ」が発行する『Fishing Cafe』(季刊)。従来の釣り雑誌とは違い、魚や釣りに関するエッセイなどが多く、おしゃれ。



Fishing Cafe』と『つり情報』

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もう1誌は辰巳出版発行の『つり情報』(隔週刊)。タイトルどおり、どこの海で何が釣れるかなど最新の情報が満載。魚料理の仕方も載っている。










ロウニンアジ特集のページ

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前者はロウニンアジの特集があるので、写真を貸して欲しいとの依頼があり、その写真およびインタビューによる記事が掲載された。











ロウニンアジの写真とインタビュー記事

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ロウニンアジはインドネシアのコモド諸島で撮影したもので、そのとき観察した生態のことやエピソードなどを話し、編集者が記事を書いた。


 








 『つり情報』「珍魚ファイル」のページ                                             

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後者は、神奈川県立生命の星・地球博物館研究員の宮崎佑介氏が連載している「珍魚ファイル」に、アマミホシゾラフグの写真をお貸しした。今回のタイトルには「初めて釣るのは誰だ!? アマミホシゾラフグ」。

原稿は、2013年に川瀬裕司、大方洋二、伊藤公昭共著で発表した論文「フグの繁殖で巨大な円形幾何学模様の構造物が繁殖に果たす役割」を参考にして宮崎氏が書かれている。

最後に「世界で初めてアマミホシゾラフグを釣った人が、同時にこの種の(世界で二番目の生息地の発見)に貢献する…ということもあり得る話だろう」と締めくくっている。