大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

縁起がいい海の生きもの

新年なので、縁起がよいとされる海の生きものを。
 
 
ホンソメワケベラにクリーニングされるマダイ
イメージ 1「めでたい」ということで鯛は縁起ものの代表になっている。マダイは体色が赤っぽいことも好まれ、お祝いの席には欠かせない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アオウミガメ
イメージ 2
昔は今ほど寿命が長くなかったので、長寿の動物にあやかりたいと思っていたようだ。日本では亀は鶴とともに長寿の動物として、めでたいものとされている。
 
 
 
 
 
 
 
 
ワラサの群れ。成長するとブリになる
イメージ 3「出世」には、出生とか出家という意味もあるが、多くは立身出世のことを指すようだ。したがって、成長とともに名前が変わる出世魚は縁起がよいとされる。ブリ、スズキ、ボラが有名。
 
 
 
 
 
 
 
鮮やかなコガネアジ
イメージ 4
縁起がよい色もある。金や銀だ。金は黄金(おうごん、こがね)ともいい、価値が高いものの例えに使われ、権威の象徴にもなっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リュウキュウイソバナに住むイソバナガニ
イメージ 5
紅白もめでたいものとされる。海の生きもので紅白のものは魚では少なく、エビ、カニなど甲殻類に多い。オトヒメエビは名前もふさわしいが、赤の部分がさほどきれいではなかったので、イソバナガニにした。