大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

街なかの裸婦像問題

8/18(月)のネットニュースで、興味深い話題があった。「街の裸婦像は時代にそぐわない?」というものだ。公園や駅前など公共の場に裸婦像があるのはよくない、という意見があるらしい。海外では美術館やその敷地内に展示され、公共の場にはないという。散歩圏内に2つくらい裸婦像があった気がするが、特に嫌な思いはした覚えがない。ただ、なぜ裸婦像なのか、なぜたくさんあるのかは気になっていた。

ニュースによると、戦前は軍人や偉人の像があったが、戦後GHQ連合国軍総司令部)の方針で撤去された。その後1951年に、千代田区で設置された「平和の群像」が国内の初めての裸婦像とのこと。これがきっかけで全国に広まったらしい。

裸婦像のニュース(読売新聞オンラインより)

 

記事には「恥ずかしい」という小学生の声もあったようだが、一部の意見だろう。多様な意見はあって当然だが、家庭環境にも左右されるに違いない。例えば、家族で美術館や展覧会によく行くところの子なら、芸術作品と捉えるだろうし、彫刻家を目指すようになるかもしれない。

本所2丁目交差点にある裸婦像。台座には「道・雨宮敬子」とある

 

神戸の元町にはイルカに乗っている女性の像があった。通行人の反応を観察していたが、ほとんど無視するように通り過ぎていた。

神戸のイルカに乗る裸婦像

 

近所に裸婦像が2つくらいあると思っていたが、駒形橋の近くにあるものは、写真を確認したところ裸ではなく、衣服を着ていた。作者名やタイトルなどはなかった。

駒形橋のそばにある像

 

本所の交差点にある裸婦像は、冬になると洋服が着せられることがある。芸術作品を冒涜している、という見方がある一方で、下町の人情味溢れる行為&ユーモアと捉える人もいるだろう。

街なかの裸婦像は時代にそぐわない、という意見もわからないでもないが、身近なところで芸術作品に接する機会があるのは贅沢なこと、と喜んでよいのではないだろうか。

洋服を着た裸婦像(20183月)