NHKで「#見上げてごらん」という番組がある。コロナ禍で頑張る人を応援するというもの。「あなたの1枚が誰かへのエールに!」というキャッチコピーで写真を募集していた。テーマはてっきり「見上げて」と思って写真を選び、応募方法を調べようとHPを見たら、すでに締切り。しかもテーマは「希望」「感謝」「しあわせ」などで、気持ちが上向きになる写真ならどんなものでもよかったのだった。
HPに載っている応募された写真
早とちりと固定観念で選んだせっかくの写真を披露したい。
まず浮かんだのがこれ。岩の上にハダカハオコゼがいて、その上をキンメモドキの群れが移動中。ハダカハオコゼは、「おいしそう!」と思っているに違いない。
見上げながらおいしそうと思うハダカハオコゼ(座間味)
水面を見上げるとマンタが。太陽とマンタとカメラが一直線につながるのを待って写した。半分は運か。それに排気の泡が画面に入らないよう息を止めなければならない。水中での「見上げてごらん」は苦しい!
太陽を背負ったマンタ(コモド)
「見上げて」は、やはり高い建物になる。隅田川に架かる駒形橋からよく眺めていた風景。右は建設中の東京スカイツリー。
隅田川とビル群(2010年5月)
花火は希望、感謝、しあわせなどすべてを表す事象。花火を撮影するときは、シャッターを数秒開く長時間露光にするが、花火の明るさはまちまち。なので、絞りやシャッター速度は勘に頼るしかない。とはいえ、今はデジタル。確認しながら撮れるので、そう難しくはない。
隅田川の花火大会(2015年7月)