北エリアでダイビングを終え、クルーズ船は一気に南下。翌朝、南エリアの代表的なポイント「カーニバル」のそばに停泊していた。南エリアはオーストラリア沖からの湧昇流の影響により、栄養分豊富な冷たい海水が入り込む。そのため生物相は北エリアとは異なる。
特に底生生物のホヤ類、カイメン類、ナマコ類などの珍しい種がたくさん見られる。
ちなみにヨスジフエダイとベンガルフエダイの外見上の違いは、顔つきと目の下の青いラインと腹部だ。ヨスジフエダイは口のあたりが細長く、青いラインは目より前はハッキリしない。また、腹部(白い部分)には、細い線が3~4本ある(ベンガルフエダイはない)。
シーアップル。白枠内は30分前
ナマコの仲間のシーアップルは、南エリアだけしか見られない。フサフサした触手にプランクトンを絡めて食べるが、触手を閉じていることもある。色は個体によって異なる。今回触手を閉じていたが、30分後に再び見たら開き始めていた。
クダゴンべ
ウミカラマツも多く、クダゴンべが住んでいる場合もある。ここにはペアでいた。
深海性のカイメンの仲間