大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

コモドはやっぱり楽しい!(1)

コモド諸島ダイブクルーズに行ってきた。今回もダイブドリームインドネシアさんのツアーで、いろいろお世話になった。クルーズ船はこれまでの「シーサファリ」ではなく、「HATIKU(ハティク号)」という名の新しい帆船。


新たなクルーズ船「HATIKU

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北エリアでチェックダイブをした後、潮周りの関係で南エリアに向かった。月曜の朝に目覚めたときは、リンチャ島の南端に到着していた。南エリアを代表するポイント「カーニバルロック」が目の前だ。









イボヤギやウミシダの中のトノサマダイ
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このあたりはインド洋からの湧昇流のために水温が低く、約23℃。ここ数年は2627もあって異常だったが、ようやく正常に戻りつつある。水温が低いためにホヤ類、カイメン類、ウミシダ類、トサカ類、ウミカラマツ類、ヤギ類といったソフトコーラルが多く、通常のサンゴ礁とは海中の景観が異なる。







混成群とウミカラマツ                                                                

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黄色い魚の群れがあちこちにいた。ヨスジフエダイかと思って近づいたら、キンセンフエダイベンガルフエダイの混成群だった。











キヘリキンチャクダイ
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南エリアでは特有の魚に出会える。テングチョウチョウウオやキヘリキンチャクダイだ。特に後者は生息数が多く、だいたいペアで見られるが、ペアを撮るのは難しい。近寄ると別方向に逃げて追っ手を戸惑わせる作戦を取るからだ。









毎回出会っているロクセンヤッコ
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背ビレが欠けているロクセンヤッコにまた出会った。欠けているお陰で個体識別ができ、画像を見ると以前に何度も出会っているのがわかる。最初に出会ったのは二度目にコモドを訪れた'09年。以来訪れるたびに出会い、昨年も同じようなことを書いた覚えがある。