大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春爛漫・桜が見ごろ

桜が見ごろだ。例年は満開になると雨や強風になることが多いが、今年はお花見日和が続いている。 隅田川沿いの桜並木 桜は特別なようで、満開になると大部分の人はカメラを持って出かける。ぼくも自分なりの撮影ポイントがあり、毎年撮りに行く。まぁ東京を…

新しい魚類図鑑

先日図艦が届いた。小学館の『日本魚類館』(編・監修 中坊徹次)で、ミステリーサークルの写真を貸していたので送ってきたのだ。 新刊の『日本魚類館』 図鑑の写真は大部分が標本写真で、海水魚だけでなく淡水魚も収録されているため、500ページを超える厚…

写真展「海で逢いたい」東京展開催

いよいよ写真展「海で逢いたい」東京展が23日午後1時より開催された。その前に午前10時から有志で設営を行った。 写真展「海で逢いたい」の案内状 10時に会場に行くと、すでに10数名来ていた。 手分けして作業を 手分けをしてそれぞれ作業を始める。パネルを…

変貌するイトヒキベラ

イトヒキベラはベラ科イトヒキベラ属で、全長約10cmになる。千葉県から九州の太平洋沿岸に分布する。琉球列島やフィリピンなどにも分布するが、温帯域のものとタイプが異なる。 通常色のイトヒキベラ(大瀬崎) イトヒキベラは通常それほど魅力的な魚ではな…

神戸にて

17日に神戸へ行った。写真展「海で逢いたい」神戸展が目的。会場のアートホール神戸に入ると、すでに顔見知りの人たちがたくさん来ていた。 「海で逢いたい」神戸展会場 関西方面に住んでいる知人も見に来てくれた。元座間味のダイビングサービススタッフのY…

シガテラ毒魚・アカマダラハタ

アカマダラハタという魚を知ったのは約15年前。某出版社が有害生物図鑑の作成に際し、送られてきた掲載予定の写真リストを見たときだった。 アカマダラハタ(GBR) バラフエダイやバラハタなどのシガテラ毒魚の代表的なものは知っていたが、アカマダラハタは…

アオヤガラの賢い捕食戦術

ヤガラ科のアオヤガラは肉食性で、小魚や小動物をエサにしている。獲物に近づいて水ご吸い込むという捕食方法。 ハナアイゴのそばにいるアオヤガラ 小魚の群れのそばで、じっと待っていることもあるが、そう簡単には捕食できない。そこでいろいろ考えている…

デバスズメダイモドキ(?)

スズメダイ科のアオバスズメダイは、デバスズメダイとよく似ている。そのため昔は混同されていて、'75年発刊の『魚類図鑑 南日本の沿岸魚』(東海大学出版会)には載っていなかった。 アオバスズメダイ 初めて掲載された図鑑が'84年発刊の『日本産魚類大図鑑…

ヒレグロベラとキツネベラ

同じ海域にもかかわらず、成魚は普通に見られるものの、幼魚はほとんど見られないことがある。沖縄の座間味島ではヒレグロベラの成魚はごく普通だが、幼魚は見た覚えがない。 ヒレグロベラの成魚 成魚はガレ場や転石帯をエサを探しながら行動している。 約3c…

写真展「海で逢いたい」準備中

恒例となった写真展「海で逢いたい」が、いよいよ今月15日より神戸展(於・アートホール神戸)が開催される。レセプションが17日に行われるので、出席する予定。 「海で逢いたい」案内状4 東京展の開催期間は今月23日~28日で、会場は大崎のO美術館。今回で2…