大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

座間味ツアー(6)

ハマクマノミクマノミが隣り合わせの場所があった。前者はタマイタダキイソギンチャクに住み、後者はアラビアハタゴイソギンチャク。


ハマクマノミクマノミ                                                                  

イメージ 1

どちらも宿主(しゅくしゅ)のイソギンチャクには相性があり、入れ替わることはない。アラビアハタゴイソギンチャクに住むクマノミは、オレンジ色がない黒と白だけの体色になることが知られている。








オジロバラハタとホンソメワケベラ
イメージ 2

岩陰にオジロバラハタの若魚がやってきた。ホンソメワケベラにクリーニングしてもらうためで、念入りにしてもらっていた。











ケショウフグとホンソメワケベラの幼魚
イメージ 3

別のところでは、ケショウフグの若魚がクリーニング中だった。ケショウフグの体色はもう少し白いはずだが、たぶん未成魚だからだろう。











ヘラジカハナヤサイサンゴが住みか
イメージ 4

サンゴに付着している焦げ茶色の藻は、イシガキスズメダイがサンゴの表面をつついて殺し、繁茂させたもので数か所ある。エサにしたり、産卵場所としても利用する。仮にイシガキスズメダイをここから排除すると藻はすぐに藻食性魚類に食べられてしまうため、両者は共生関係にあるともいえる。







岩肌に卵を産み付けるクマノミのメス                                             
イメージ 5一緒に潜ったダイバーがクマノミを撮影していた。終わったので交代すると、なんと産卵中だった。浮上してからそのことを聞いたら、わからなかったとのこと。「行動」に関心がないと気づかないかもしれない。