大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

星野道夫さんのこと

日本を代表する動物写真家の星野道夫さんが亡くなって20年になる。まだそんなに経っていないと思っていたが、早いものだ。BRUTUS』の星野道夫特集で知った。


BRUTUS』表紙と中の記事

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BRUTUS』には数多くの方々が文章を寄せているが、その中にNHK自然番組プロデューサーのMさんへのインタビューもあった。当時はディレクターで、星野さんと「生きもの地球紀行」のロケでアラスカに滞在した話をされていた。Mさんとは何度も番組を制作した関係で、アラスカロケの話が座間味ロケのときと重なって、懐かしく思い出されたのだった。






写真集と中に書いていただいたサイン
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星野さんとは、当時フィルムを預けていたライブラリーが同じだったことから、そこの社長やアートディレクターの配慮で食事会を開いていただき、ご一緒したことがある。そのとき買い求めた写真集『Alaska』にサインをしてもらった。









図録と出展した10名の自然写真家
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その後、そのライブラリーに預けている10名の自然写真家で、東京新聞主催の写真展「残された楽園」を'94年に開催した。会場は河口湖美術館、松濤美術館など5ヵ所で、写真集(図録)も出版した。








特別展 星野道夫の旅HPより
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星野さんの人柄を表すエピソードを…

'94年ごろ、映像作家のレニ・リーフェンシュタールの写真展が渋谷で開催された際、行列に並んでいる星野さんと会った。レニの著書を購入してサインを求めて並んだとか。コネを使えばどうにでもなる著名人なのに、そうしないところが星野さんらしい。

20年ということで、「没後20年 特別展 星野道夫の旅」が銀座松屋で開催されている。その後も大阪、京都、横浜の各高島屋で開催される。