大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

沖縄の想い出(地上編)

 今年は沖縄が本土復帰して50年ということで、沖縄関連のテレビ番組が多い。それに感化されたので、沖縄を取り上げたい。沖縄へは150回くらい行っているが、ほとんどはダイビング&水中撮影が目的。そのため通常の見物・見学はあまりしていないが…。 

2002年10月にリニューアルオープンした、「沖縄美ら海水族館」のお披露目会に出席。大水槽はもちろん、バックヤードも見せていただき、とても楽しかった。 

新しくなった美ら海水族館入口とジンベエザメが泳ぐ大水槽 

 

2003年5月初旬に、NHK沖縄のカメラマンMさんからメール。5月下旬に沖縄局内で写真展を開催するとのこと。ロケの合間に撮りだめたスナップ写真だという。ムービーカメラマンがどのような静止画を撮るのか見てみたいと思い、行くことにした。 

NHK沖縄局とロビーでの写真展 

 

夜はMさん一家や友人を交えて食事会をし、懐かしい話に花が咲いた。翌日はよい機会なので首里城や守礼の門に行った。じっくり見たことがなかったので、新たな沖縄を感じ取れたような気がした。 

守礼の門 

 

2010年3月、豪華客船の「飛鳥Ⅱ」が、南西諸島クルーズを行うとのこと。しかも座間味島に寄港するという。船好きとしては乗船したい気持ちはあったものの、金銭的および日程的な面が折り合わず、しかたなく座間味まで見に行くことにした。泊港からクイーンざまみで阿嘉島近くまで進むと、憧れの「飛鳥Ⅱ」が視界に。しかし、沖に停泊しているので、撮影しても場所までは特定できない。座間味島に上陸し、ケラマ諸島だとわかる位置を見つけた。翌朝座間味を後にし、帰京。最も短い座間味の旅だった。 

阿嘉島沖に停泊する飛鳥Ⅱ。下は飛鳥Ⅱとクイーン座間味 

 

1996年7月、新宿ペンタックスフォーラムで、大方洋二写真展「素顔の魚たちⅡ」を開催した。実は、開催期間中、NHK「生きもの地球紀行」の座間味ロケとだぶっていた。ロケの日程のほうが遅く決まった関係で、3日間は東京に戻ることで話がついていた。また、直前にトウアカクマノミのふ化とサンゴの産卵の撮影に成功していたので、ロケは3日間休みとなり、心置きなく戻れた。 

東京では会場への搬入、友人の助けも借りて設営などを行い、無事開場。夜はオープニングパーティーで盛り上がった。そして翌朝沖縄へ。那覇空港から琉球エアーコミューターの小型飛行機で慶良間空港へ。この飛行機に乗るのは、海がシケて船が欠航したときが多い。今回はシケてないうえに往復だったので、ぜいたくな気分が味わえた。 

小型飛行機から見える嘉比島(がひじま)と右は座間味島