写真家・星野道夫生誕70年を記念し、東京都写真美術館にて開催中の写真展「悠久の時を旅する」。11/19に見に行ったが、会場は撮影禁止だったので、取り上げるつもりはなかった。
「星野道夫 悠久の得を旅する」のチラシ
ところが、22日にNHK NEWS「おはよう日本」で写真展を紹介していたので考えが変わった。
アラスカの雄大な自然のなかで暮らす動物たちの姿を、みずみずしく捉えた星野道夫の写真は、いつの時代になっても親しまれていて、会場にはたくさんの方が訪れていた。
最近発見された愛用のカメラが、会場に展示してあった。パノラマカメラで、今年5月にアラスカ自宅の地下室で見つかったという。経緯は説明文にあったが、テレビではさらに詳しく取材していた。
新たに見つかったパノラマカメラ(おはよう日本より)
カメラの中には撮影中のフィルムが入っていたので現像。写っていたのは6枚で、色あせていたものの、広大な氷原を移動するシロクマが写っていた。
色あせたフィルム(おはよう日本より)
自慢ではないが、星野道夫の直筆サイン本を持っている。1990年ごろ、同じフィルムライブラリーに預けていた関係で、共通の知り合いのアートディレクターから紹介され、食事をした。その際、写真集「Alaska 極北・生命の地図」(朝日新聞社刊)にサインしてもらった。その後も自然写真家10名による写真展「残された楽園」でもご一緒した。
なお、「星野道夫 悠久の時を旅する」は来年1月22日まで開催している。
「Alaska 極北・生命の地図」にしていただいたサイン