大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

イルカの写真(御蔵島編)

あでやっこ水中写真展でのこと。イルカの写真も展示されていたことから、イルカを撮影したことがありますか?とメンバーから尋ねられた。


イルカの撮影はスノーケリングで行う                                              
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御蔵島で何度か撮影したことはあるが、もう20年前になる。5年前には利島で撮っている。そう答えたら見たことがないという。公けには発表していないので、当然。以前にブログに出しただけだ。そこで御蔵島と利島のイルカを…








子供イルカに遭遇('9410月)
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御蔵島には3回行っている。最初は'94年。イルカは魚と違って独特の雰囲気がある。またスピードもあるので、緊張しながら撮影した覚えがある。最初のとき、いきなり子供イルカを撮ることができた。








接近しての撮影を心がけた('957月)                                          
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翌年も行ったが水はあまりきれいではなく、おまけにくもり空だった。デジカメはISO感度を変えられるが、当時はフィルムなのでそういったことも考え、用意していた感度の高いフィルムを使用した。









 赤ちゃん連れ('957月)                                                             
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イルカの撮影は、運に左右されることが多い。イルカがいたとしても、遊んでくれなければいい写真は撮れない。潜って回転したり、イルカが興味持つようなパフォーマンスをしても、イルカは気分屋なので、必ずしも遊んでくれるとは限らない。しかし、予期せぬこともある。赤ちゃん連れが来たのだ。赤ちゃんは薄ら縞模様がある。





御蔵島で最後に撮った写真('9610月)
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この時代、動きが速いイルカを撮影するのに最適のカメラはニコノスVだった。レンズは15mm20mm。小型・軽量なので、イルカになんとか対応できた。ただし一眼レフではないためにパララックスがあり、イルカを画面の真ん中に入れることが難しかった。