大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

イルカの写真(2)

御蔵島の一部のイルカが、利島に移り住んだという噂があった。確か2006年ごろだ。友人に誘われ、利島に行ったのは'117月。


美鈴選手と利島のイルカ
イメージ 1
同行したのは、フリーダイビングの日本・アジア記録保持者の平井美鈴(現岡本美鈴)選手。モデルをしてくれるという。当時彼女の素潜りの記録は水深75m(現在は92m)。驚異的な深さだ。








近寄るのは難しい
イメージ 2
午前と午後の2回船を出してもらった。最初イルカは45頭しか現れず、そのうえぜんぜん遊んでくれない。日本代表チームのスーツ姿の美鈴選手はカッコイイのだが、イルカはただ通り過ぎるだけ。フィンも通常のものとモノフィンを使い分けていた。







浅瀬ばかりを移動する
イメージ 3
午後からは波が高くなった。美鈴選手は水着になり、イルカは78頭に増えたものの、なぜか波打ち際を移動する。せっかく素潜りチャンピオンが来ているのに、背が立つようなところばかりだ。おまけに砂やゴミが舞い上がって濁りもある。







イルカと人物を撮るのはタイミングが肝心
イメージ 4
カメラはデジタルに替えていたので、画像を確認できたりたくさん撮ることができ、銀塩と比べるとだいぶ楽だ。しかしイルカと人物をタイミングよく撮るのは難しい。



 





通過中のイルカに接近
イメージ 5
イルカの気を引くには、潜って回転したり大きな動きをするとよい。そうすると興味を持って近寄って来る。したがって、イルカだけ撮るならそう難しいことではない。紺碧の海をバックにイルカと女性が泳ぐ姿をイメージしていたのだが、叶わなかった。天候の悪化で、3日の予定が1日だけで切り上げたのだった。