大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

奄美「ワイルドライフ」ロケ(2)

今年はやはり異常のようで、いつもいる魚が見えない。アマミホシゾラフグも嘉鉄ではまったく見られず、もちろんミステリーサークルもできていない。ただ、しものせき水族館の調査で、清水でようやく見つかった。コバンザメもこの時期はいなくなると地元の人の話だったが、そのとおりだった。

大和浜。コバンザメは極端に減少している

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もう一つの目的でもある、ベラ類の繁殖を狙った。1本目にカメラマンに産卵場所と産卵のタイミングをアドバイスし、2本目はビデオカメラを持って入った。映像のプロの前で動画を撮るのは勇気がいる。

ビデオカメラを渡されるぼく

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産卵場所にはギチベラ、ミツバモチノウオ、クロベラ、クギベラ、シマタレクチベラ、ハゲブダイなどが来ていて、盛んに産卵していた。特にシマタレクチベラの産卵を見られるのは珍しい。

ギチベラとシマタレクチベラのオス

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キンメモドキなどの小魚の群れも撮りたいというので、嘉鉄に行った。小魚にレンズを向けていると、突然人魚が現れた。ロングフィンをつけて優雅に潜り、息もかなり長いので、おそらくフリーダイビングの選手だろう。浮上したら姿が消えていた。幻だったのだろうか。

マーメイド

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16日は朝から雷雨。風も強かったので、ロケは中止した。撮影は40%くらいしか消化していないが、ぼくが帰る18日が来てしまった。心残りではあるが、取材班は今月末まで残って撮影するので、ぜひ期待したい。

今回の取材スタッフ 

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