神宮前にあるRICOHのGR SPASE TOKYOに於いて、3月27日(木)より「GR Anthologyー16の視点」が開催されている。RICOHの小型高級カメラ GRシリーズを愛用している16名のGR作品をそれぞれ8名ずつ、前期・後期として開催。前期は日本の写真界を牽引し続けている写真家8名の作品展だ。その中に好きな写真家の藤原新也、操上和美、森山大道が含まれていたので、4/10(木)見に行った。
写真展のタイトルおよび写真家紹介

GR SPACE TOKYOがある辺りは、有名ブランドの店が多数あり、海外の人たちや若者でにぎわっている。にもかかわらず、写真展会場には観客が2名しかいず、静寂だった。
会場の様子

展示されている作品には、タイトルやコメントは一切ない。自由に解釈してもらおうという主旨なのだろう。藤原新也の作品は4点だが、どれも訴える力がある作品だった。
藤原新也の作品

操上和美は1936年生まれ。ファッション、広告写真家として活躍している。70年代以降、雑誌『コマーシャルフォト』でよく見た覚えがある。今回の作品は4点で、広告には必要な斬新な表現をしていた。
手前が操上和美の作品で奥が森山大道の作品

森山大道の写真展は半年前に同会場で行われたが、そのときはすべてモノクロだった。今回は36点すべてカラーで、展示のしかたも隙間なく並べているため、単写真として見ることが難しい。それが狙いなのかもしれない。
前期は5/5(月)までで、後期は8名のミュージシャンやクリエーターの作品が、5/9(金)~6/9(月)開催される。
