特にカゴカキダイは群れでいることが多かったため、よき被写体だった。しかしカメラを向けるとすぐに遠ざかってしまい、撮影するには難しい魚だった。
カゴカキダイは、スズキ目カゴカキダイ科カゴカキダイ属。昔は、チョウチョウウオの仲間と思われていたらしい。青森での採集記録があるようだが、普通に見られるのは伊豆半島以南~九州の岩礁域。図鑑によれば、ハワイやオーストラリア、台湾、朝鮮半島にも分布しているとのこと。また、琉球列島では100m以深に生息しているらしい。
枝状サンゴのところに(奄美)
琉球列島では深いところにいるとのことだが、奄美ではごく稀に浅いところで見ることがある。水深約4mの枝状サンゴが群生しているところにいたこともある。
ウミトサカのそばに(大瀬崎)
和名の由来を調べてみたが、持ち合わせの書物には載っていない。ネットで検索したら、カゴカキダイの盛り上がった頭部が、カゴを担ぐ人(カゴかきという)の盛り上がった肩と似ているのが由来、とあった。