大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

魅惑の底生生物(ウミトサカ編)

ダイビングを始めたころ、海底に付着しているウミトサカやイソバナ、ヤギなどのいわゆる底生生物に心惹かれた。


ウミトサカとカゴカキダイ'75年、真鶴)
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照明を当てると鮮明な色が浮かび上がり、形もさまざま。どうして海中にこのような原色のものが存在するのか、不思議でしかたなかった。

ウミトサカはきれいなので、昔からよく被写体にした。画面のどこかに入れて画づくりするのは、今でも変わっていない。








スケロクウミタケハゼ('87年、大瀬崎)
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ウミトサカも種類が多く、色もいろいろある。太い幹の部分は白だが、ピンクのグラデーションになっているところにウミタケハゼがいることもある。










ウミトサカとスズメダイ'91年、土肥)                                                              

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西伊豆の土肥にはウミトサカの群生があり、どこを撮ってもカラフルな写真になる。












ウミトサカの近くに来たイラ('09年、柏島

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ウミトサカだけではつまらないので魚と絡めて撮りたいのだが、それが難しい。特にきれいな魚がそばに来ることは少ない。











ヨスジフエダイの群れ('11年、ラジャ)
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インドネシアのラジャアンパットには、魚群が多いポイントがある。ウミトサカもあちこちにあるので、位置を決めて待っていれば組合わせるのはわりあい簡単。