大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

1年ぶりのコモド(4)

コモドの南エリアは、湧昇流の影響で水温が低い。過去のログを見ると、平均で25℃くらい。23℃台だったときもある。今回は約27℃なので、世界的に異常なのかもしれない。


テーブル状サンゴの下は休憩所

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南エリアNo.1のポイント「カーニバルロック」はシーマウント、いわゆる隠れ根で、いろいろな魚が集まり、まさにお祭り状態。何を撮るか迷うほどだが、サンゴの下は静かだった。










キンセンフエダイベンガルフエダイ                                                              

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黄色い魚群があちこちに固まっている。キンセンフエダイベンガルフエダイだ。まじっている場合も多い。










卵の世話をするヤマブキスズメダイ
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ムチカラマツやヤギ類に卵を産み付ける習性のヤマブキスズメダイが、へんなところに産み付けた卵を守っていた。一見サンゴのようだが、うねりで振られたりするほど柔らかい。おそらくカイメンの一種だろう。









卵を守るオス
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少し離れたところでは、同じ葉っぱ状のカイメンに産卵中だった。ちょうど産み終わったようで、メスは離れて行った。産みたてなので肌色をしている。










卵を気にするクマノミのオス
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センジュイソギンチャクが並んでいて、片方は丸まっていた。丸まる理由は不明だが、センジュイソギンチャクだけしか丸まらない。日本でこのイソギンチャクに住めるのはカクレクマノミハナビラクマノミだけ。クマノミは住めないはずだが、どちらもクマノミだった。丸まったイソギンチャクと岩の間に卵が見えた。