大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

1年ぶりのコモド(3)

北エリアで1日か2日潜ると、一気に南エリアに向かう。リンチャ島の南端は湿度が高い風が吹くため、わりあい緑が多い。


南エリアの風景とコモドドラゴン

イメージ 1南エリアを代表するポイントの近くのビーチには、コモドドラゴンがよく姿を見せる。小型ボートで近づいて行くと、海にまで入って来る。誰かが餌づけをしたのだろう。










ペアで行動する
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南エリアでも特にリンチャ島の南側はウミシダ、カイメン、ホヤ、ヤギ類などの底生生物が多く、通常のサンゴ礁とは景観が異なる。北エリアでは見かけない魚もかなりいる。これはモルディブにも生息するインディアンバガボンドバタフライフィッシュ








カラフルな底生生物。手前右がシーアップル
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リンチャ島の南だけしか見られないシーアップルも。ナマコの仲間で、エサはプランクトン。触手を広げてプランクトンがつくのを待つ。











触手を口に入れてプランクトンを食べる
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触手に絡めとったプランクトンをそのまま口に入れて食べる。その様子をマクロレンズで撮っていたら、触手がどんどん引っ込んだ。











好奇心旺盛なミゾレチョウチョウウオ
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イバラカンザシでもあるまいし、と思って見ると、なんとミゾレチョウチョウウオがくわえて引っ張っていたのだ。食べられないと思うのだが、ミゾレチョウチョウウオの行動にはいつも驚かされる。