コモドの海を大別すると、北エリア、南エリア、セントラルエリアになる。北エリアは暖かなサンゴ礁。一方南エリアは南からの栄養分豊富な冷たい海流の影響で、カラフルな底生生物が多く、インド洋の魚も見られる。
北エリアの代表的なポイントが集まる海域
両エリアの特徴が入り交じっているのがセントラルエリアだ。コモド諸島ダイブクルーズは、異なるエリアを巡るのが特徴といえる。
ロウニンアジ。興奮すると黒くなる
北エリアの代表的なポイントでは、ロウニンアジやカスミアジ、ギンガメアジ、ツムブリなどの回遊魚が多い。早朝や夕方には、潮によってロウニンアジやカスミアジ、ネムリブカなどの捕食シーンが見られる。
ギンガメアジのペア
ギンガメアジの黒い個体が見られることがある。実はオスの婚姻色で、群れの中からメスを誘い出してペアになる。こうしたペアをわりあい簡単に、しかもワイドレンズでこれだけ寄れて撮れるのは、おそらくコモドだけだろう。
夢中でエサを探すタイマイ
イエローリボンスイートリップス
今回は潮の流れの影響であまり出会えなかったのが、このイエローリボンスイートリップス。コショウダイの仲間だ。潮の流れ具合で居場所を変えるのだろう。