コモド諸島ダイブクルーズは9月に行くことが多いのだが、今年は事情で7月にした。7月は初めてなのでそのせいなのかはわからないが、南エリアの水温はかなり低く、お客がボイコット。また2クルーズ目は南リアに行ったものの強風で潜れず、すぐ引き返すハメになった。それでも北エリア、中央エリアは素晴らしく、貴重な生態も動画で撮影できた。
今回から動画に転向
フィルム時代は集中力も半端でなかったようで、いいのが残っている。活かすためにデジタル写真と併せて写真集の立案。写真絵本3冊出版していただいている岩崎書店の担当者に打診。何度か打ち合わせをし、企画を通していただいた。テーマは共生＆かかわり合いで「サンゴ礁の海・生きるための知恵くらべ」が仮のタイトル。出版は来年6月ごろを目指している。
打ち合わせ時のスナップと候補写真のコピー
コモドで撮影した動画の編集をした。動画撮影は何度かしたことはあるが、編集は初。ワケがわからない単語がたくさん出てきてお手上げ状態。高度な技術はあきらめてごく初歩的な編集を選択。音楽や生物名などを入れてようやく完成。ワクワク・ドキドキ感を全面に出したいと考えていたので、そのとおりには仕上がったと思っている。
編集した「コモド諸島・躍動する魚たち」
11月中旬「あでやっこ水中写真倶楽部」の第25回写真展が神戸で開催された。毎回見に行っていたが、昨年、一昨年は仕事と重なってしまった。久しぶりに見て、だいぶレベルが高くなったと実感した。ギャラリートーク終了後、皆さん口を揃えて「辛口じゃなくなった」と。まぁ、レベルが上がったのは、撮影機材の進歩が大きいんだけどね。
あでやっこメンバーとの集合写真
2018年秋、NHK「ダーウィンが来た！」で奄美のコバンザメを取材した。ある入江に群れる謎を解明するのが目的。ぼくは繁殖のためと考えていた。サブタイトルが「生きもの新伝説」なので、新発見が必須。産卵が撮れれば世界初になるが…結局撮れなかった。しかしながら、求愛やコバンザメの幼魚が成魚をクリーニングする「新発見」が撮れたので由とし、改めてぼくのまとめのコメントを収録して編集する運びとなった。放映は3月ごろになるらしい。
コバンザメが群れる入江。黒いのが休んでいるコバンザメ。枠内は10年前撮影
それではみなさん、よいお年を！
