大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

3年ぶりの隅田川花火

7月最終土曜開催の隅田川花火大会。今年は台風で日曜に延期された。東京を離れていたので3年ぶりだが、今の住まいからは建物に遮られて見えない。 テレビ東京の中継より そこで、18時半から放送のテレビ東京の実況を見ることに。第一会場は18時55分に打ち上…

ヒラメの話

水産資源として重要な食用魚は、昔から研究されていた。いうまでもなく、漁獲高を上げるためだ。定置網を仕掛ける場合も、対象魚の回遊ルートや習性を把握することで最適な場所がわかる。 全長約70cmのヒラメ(柏島) また、大きめの魚は養殖も視野に入れて…

日本海で繁栄・キジハタ

ハタ類の大部分はサンゴ礁域に分布している。温帯域のみに分布するハタ類の代表はキジハタだ。分布は青森県以南、朝鮮半島南部、中国沿岸。南西諸島には分布しない。 海藻が似合うキジハタ キジハタは全長35cmほどで、黄色っぽい体にオレンジ色の丸い斑点が…

ひまわりパワー

夏の花といえば、ひまわり。暑さにもめげず、天に向かって咲いているのを見ると元気になる。 座間のひまわり畑 たくさん咲いているのは圧巻なので、神奈川県座間市に何度か行ったことがある。ただ遠いのが難点だ。 佐倉ふるさと広場のひまわり畑 そんな折り…

猛暑お見舞い

猛烈な暑さが続いている。17日朝テレビの画面に「高温注意情報」が流れ、各地の気温と予想最高気温が標示された。東京都心の9時の気温は32.2℃で、予想最高気温は35℃だった。 キンメモドキ(座間味) 異常なほどの暑さなので、少しでも涼し気な写真を揃えてみ…

セミホウボウの胸ビレ

大きな胸ビレが特徴のセミホウボウ科のセミホウボウ。ホウボウ科と近縁かと思いきや、近年の分子遺伝学研究からサギフエ科、ヘコアユ科、ヤガラ科、ヨウジウオ科などに近いらしい。 胸ビレの模様は個体によって異なる(奄美) セミホウボウは、千葉県および…

ゴンズイの真実

ダイバーならゴンズイに出会ったことがあるだろう。毒トゲがあるので、有害生物としても有名だ。そんな誰でも知っているゴンズイの新種記載が10年前と聞いたら驚くに違いない。 整然として移動するゴンズイ(奄美) それまで日本でゴンズイ科は、ゴンズイ Pl…

クラカオスズメダイについて

クラカオスズメダイの「クラカオ」が以前から気になっていた。どういう意味なのだろうか。学名はAmblyglyphidoden curacaoで、 種小名をそのまま和名にしていた。 シャコガイの殻に産卵中(コモド) 「curacao」はカリブ海のある島の地名らしい。学名はロー…