大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2023年を振り返る(上半期) 

今年も残りわずか。2023年を振り返る時期になった。そこで、自分にかかわる出来事を上半期から振り返ってみたい。最初は、26回目になる写真展「海で逢いたい」神戸展。メインは東京展だが、巡回展のほうが先になってしまったのは、単に会場の都合。今回の出品作は、ミゾレチョウチョウウオがナンヨウマンタをクリーニングしているシーンで、コモド諸島で撮影した。このときガイドをしてくれたKさん(現在は和歌山在住)も見に来てくれた。

「海で逢いたい」神戸展の案内状。下は会場と元ガイドのKさん

 

33日からは「海で逢いたい」東京展が開催された。初日は13時開館なので、朝から有志が設営を行うのが恒例になっている。回を重ねるたびに要領がよくなり、今ではだいぶ早めに終えるようになった。

東京展での設営の様子で、30分前にほぼ完了

 

3月下旬は6回目となる「日本酒を楽しむ会」。事の起こりは、写真展メンバーの一人が道楽なのか、日本酒用の米を作っていて、真面目に酒造りをしている酒蔵を厳選し、米を格安で提供。その結果、新酒ができると送られてくるのだが、当人はなんと下戸。そこでハイエナのようなメンバーが素早く会場と日時を決め、「楽しむ会」が始まり、現在に至っている。いろいろな種類があって確かに味わいが異なるのだが、わかるのは最初のうちだけ…。

美味しい日本酒が揃う「楽しむ会」

 

4月の第1終末は、「マリンダイビングフェア」。池袋サンシャインで開催されて長い。2年前に主催者の会社が倒産したため、別会社が後継している。まだコロナ前のような規模ではないが、少しずつ出展ブースも増えているのはうれしい。

マリンダイビングフェア会場入口

 

6月中旬、奄美でダイビングした。もちろん狙いはミステリサークルで、特にアマミホシゾラフグの産卵が最大の目的。結局最終日に産卵が撮れ、動画では初めてなので一安心だった。この後イギリスのBBCが取材予定で、沖縄在住のダグとアランが準備のため先に来た。そして最終日に本隊が到着。10年前にBBCロケのとき一緒だったカメラマンのヒューと再会できた。BBC専属だと思っていたが、実はフリーで、今回も実績を買われてやって来たのだ。

BBC取材協力のダグとアラン。カメラマンのヒュー。下はアマミホシゾラフグの産卵

 

6月下旬に千葉県の館山に行った。2年前に移住した友人Lと会うためと、最近館山のダイビングサービスに活気があるので、下調べを兼ねてだった。ドチザメの群れが見られる伊戸は大変な人気で、この日も大勢来ていた。また、あのジャック・マイヨールと交流があった成田均氏にもお会いした。

上と下左は伊戸ダイビングサービスにて。下右は成田氏と