大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2023年を振り返る(下半期)

8月中旬、ピースボート40周年記念イベントがあった。会場は、地球一周クルーズを終えて東京国際クルーズターミナルに帰港したばかりの「パシフィック・ワールド号」内。さすが40周年とあって、大勢集まった。最初にピースボートに乗ったのは1996年で、ケアンズタヒチ。このとき誘ってくれた当時のスタッフFさんも出席していて、久しぶりにお話した。希望者のみ船内ツアーをした後、トークイベント、レセプション、サルサイベントなどあったが、司会は、ピースボートの共同代表でもある畠山澄子さん。最近報道番組でコメンテーターとして活躍されている方で、初めてお会いできた。

クルーズターミナルに停泊するパシフィック・ワールド号とイベントの様子

 

「おさかな小学校」というのがある。「魚を通じて日本を囲む海とのつながりを学ぶ」というコンセプトで、小学生を対象とした1年間のオンラインプログラム。毎月テーマを決めて授業を行っている。6月に講師を依頼されたが、奄美取材があるため8月に変更。打合せの結果、『うまれたよ!クマノミ』を教材に、トウアカクマノミの暮らしを中心に授業を行った。

「おさかな小学校」のパンフレット

 

昨年、写真集『サンゴ礁の海~生きるための知恵くらべ~』の電子書籍化および電子配信の契約を行ったが、こうした傾向は広まり、9月に写真絵本『うまれたよ!クマノミ』が電子書籍化に。電子書籍の配信はいくつかあり、電子図書館(無料)、電子書店(有料)、③会員限定読み放題サービス(有料)など。前者の写真集は②、写真絵本は③ ベネッセ「まなびライブラリー」で見ることができる。こうした傾向は時代の流れでしかたがないことだが、紙の本が少なくなるのは寂しい。

電子書籍化した『サンゴ礁の海』と『うまれたよ1クマノミ

 

11月は、神戸で開催された第27回あでやっこ水中写真展を見に行った。1回目のときから応援していたので、用事がない限り、見に行っている。約10年前からほとんどのメンバーがデジタルカメラにしたお陰で、作品のレベルはかなり向上した。恒例となったギャラリートークも行い、食事会も楽しんだ。

あでやっこ水中写真展の案内状とギャラリートークの様子

 

11月上旬、アメリカの放送局「AEネットワークス」より、ミステリーサークルの画像を借りたいという連絡があった。画像を貸すと、動画があれば借りたいとのこと。サンプルを見せて使用料を提示するとOKになった。すると別の担当者からZOOMによるインタビューを申し込まれた。友人Nに協力してもらい、通訳はLに頼み、11月下旬、約30分のインタビューは無事終了した。

今年も「大方洋二の魚って不思議!」を見ていただき、ありがとうございました。

それでは、よいお年を!!

AEネットワークスのロゴとミステリーサークル。ZOOMによるインタビューの様子