大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

うみまーるカレンダー2024

今年も座間味島で活動している「うみまーる企画」のカレンダーが届いた。今回はちょっとした手違いがあり、受け取ったのは年が明けてから。というわけで、紹介は今になった。例年どおり5種類で、サイズやタイトルも同じ。いずれにも月の満ち欠けの図が入っているのが特徴。

最も大きい「海と空の出会う場所」表紙と5月の写真

 

2番目に大きい「ちゅら海のなかまたち」の11月はすごい写真だ。56個体のアオイガイが集まっている。1個体でも珍しいのに…。解説には、バショウカジキがそばにいたという。集まって大きく見せていたのだろうか。アオイガイはタコの仲間で、別名カイダコという。メスのみ卵を保護するために、貝殻を自らつくるといわれている。

「ちゅら海のなかまたち」の表紙と11月のアオイガイの写真

 

その他ウミガメだけで構成された「HAPPY」、かわいい生物のクローズアップの「SMILE」、卓上型で使用後はポストカードに利用できる「ちゅら海」などあり、すべてのカレンダーが12枚つづりというのも特筆すべき点だ。

HAPPY」「SMILE」「ちゅら海」『阿真ビーチ自然観察ガイド』

 

また、『阿真ビーチ自然観察ガイド』も同封されていた。以前もいただいたので見比べたら、最新のデータや情報が追加され、8ページも増えていた。

座間味島で撮影活動するかたわら、ウミガメの調査や自然保護活動などを実践しているうみまーる企画さんには頭が下がる。これからも身体に気を付けながら活動を続けていただきたい。

アオウミガメがクラゲを食べる瞬間、ノコギリハギの幼魚