大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2021年のカレンダー

今年は諸事情により、カレンダーを作る企業は減少したようだ。海関連のカレンダーは2か所からのみ。一つ目は写真展「海で逢いたい」のメンバー有志6名で作っている「ときめきの海」。

有志6名の「ときめきの海」

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6枚綴りで、ワイド写真とマクロ写真が半々。中でもよいと思った写真がこの2点。左はパラオのツノダシの大群で、撮ったのは安藤光代さん。群れの先頭を画面に入れているあたりが、シャッターチャンスのよさを物語っている。

右はモルディブ斎藤光一さん撮影のナンヨウツバメウオの幼魚。半水面撮影でヤシの木を入れて浅瀬を強調している。

ツノダシとナンヨウツバメウオの幼魚

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二つ目は座間味島で活動を続けている「うみまーる企画」。今年も5部のカレンダーが届いた。うみまーるカレンダーの特徴は、いずれも月の満ち欠けの絵が入っていることで、ひと目で大潮や小潮がわかる。

一番大きなサイズの「海と空の出会う場所」

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他の4部は「ちゅら海のなかまたち」「SMILE」「HAPPY」「ちゅら海」。「ちゅら海」は卓上カレンダーで、写真部分はポストカードで再利用できるようにミシン目が入っている。

さまざまなテーマのカレンダー

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どのカレンダーも癒し系の写真で甲乙つけがたいが、2点選んでみた。左は水面に映るサンゴを撮ったもので、青く抜けている部分があるのが素晴らしい。

右はウミガメにアオヤガラが乗っている。ぼくの写真集のテーマと同じなので選んだ。

浅瀬のサンゴ(左)とアオヤガラが一緒のアオウミガメ

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