12/2(土)午後10時 NHKスペシャル『龍がとぶ島 奄美』が放送された。台風によく見舞われる奄美では、台風は龍の化身と言い伝えられてきた。奄美北部に住むプロサーファーでもあり素潜り漁師でもある、碇山勇生の暮らしを軸に、台風と共に生きる奄美の人たちのドキュメンタリー。
『龍がとぶ島 奄美』のタイトル
実は、この番組の取材班と現地で会っている。6/8にミステリーサークルの撮影で奄美へ行っのだが、ダイブスタッフから、NHKの井田カメラマンが北部で取材中と伝えられた。井田氏とは何度も一緒に仕事をした仲で、ぼくが滞在中会いに来るという。数日後に井田氏、ディレクター、奄美在住の自然写真家・常田氏らが南部まで来てくれ、番組の話を聞いた。台風が重要なので、台風のときもう一度来ると言っていた。また、潜水班の松下と高村両氏が水中撮影を行っているとのこと。二人とも知り合いなので、会いたかった。
プロサーファー&素潜り漁師の碇山勇生(龍がとぶ島 奄美より)
素潜り漁師の碇山は、水深20~30mまで潜り、3分くらい息こらえができる。番組の中ではブダイ類、ロウニンアジ、イソマグロなどを突いていた。
仕留めたロウニンアジ(龍がとぶ島 奄美より)
竜郷でサーフショップを営んでいるという碇山は、特に大波に乗るのが得意だそうで、台風のあとに押し寄せる大波に挑み、見事乗ることに成功した。
大波を乗りこなす碇山(龍がとぶ島 奄美より)
大波が押し寄せるとき、波を狙う井田カメラマンも画面にちょっとだけ出た。井田氏は3~4年前に定年になり、NHKの子会社に移籍した。そのためNHKのルールで水中撮影はできなくなった。しかし、技術の継承という意味で、水中ロケの場合は呼ばれるケースも多く、後輩に技術を伝えている。
波を撮影中の井田カメラマン(龍がとぶ島 奄美より)