イチョウ(銀杏)が見ごろになった。夏にたくさん葉を茂らせて日陰をつくりだしたり、延焼を防ぐ効果があるなどの理由で、街路樹や庭園樹としてよく目にするイチョウ。今回、散歩圏内のイチョウの名所を訪ねてみた。
同じ公園内にあるイチョウでも、緑が残っているものや、半分くらい散ってしまったものがあり、かなり差がある。日当たりも影響するのだろうか。
浅草橋の駅近くに、銀杏岡八幡神社がある。銀杏を冠した神社なので、イチョウの樹が多いのかと思いきや、4本くらいしかなかった。都会の繁華街の中なので、しかたがないというしかない。
銀杏岡八幡神社(12/7)
浅草から蔵前、浅草橋をつなぐ江戸通りはイチョウ並木で、この季節はいつも気になって見に行く。今年は、浅草辺りがまだ緑がかなり残っていて、蔵前付近のほうが進んでいた。
イチョウの樹は1年間で大きく変化する。葉を落とした冬を乗り越えると、春には芽吹き始める。そして初冬には黄金色になる。最後の輝きだ。
夕日が当たるとさらに鮮やかになる(上野公園 12/8)