大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オハグロベラ近縁種に和名

ベラ科オハグロベラ属のオハグロベラは、青森県以南~九州南部、朝鮮半島南部、台湾、中国沿岸に分布している。温帯域に適応したベラで、琉球列島や熱帯海域には分布していない。ところが、1985年に慶良間諸島でオハグロベラらしきベラを見つけて撮影した。…

スミレナガハナダイの体色 

ハタ科のスミレナガハナダイは、全長約10cmになる。駿河湾以南の中・西部太平洋に分布している。主な生息場所は、サンゴ礁外縁の断崖付近。オスは赤紫色で、体側に四角い形をした淡い模様がある。メスは明るいオレンジ色で、目の下に紫色の線がある。オスは…

最近の海関連テレビ

7/30 Eテレ「地球ドラマチック」は、ガラパゴスが舞台。海洋学者一家がガラパゴスに滞在し、自然や生きものに接しながら保護の重要性を伝えるドキュメンタリー。最近深刻なのが海洋プラスチックで、有害物質を吸着する性質があるため、その調査チームに同行…

勝浦が涼しいワケ 

8月16日、東京都心の気温は午前中に35℃を超えた。これで東京の今年の猛暑日は16日となり、最多記録を更新した。一方、涼しい街として注目されているのが千葉県の勝浦。100年間猛暑日ゼロということで、各テレビ局のワイドショーで取り上げられている。 日本…

サンゴ白化の原因はストレス!? 

このところ毎年のようにサンゴの白化現象のニュースが流れるので、高水温が続くとサンゴが白化する、というのは一般の方にも知れ渡ったようだ。これとは逆に低水温でも白化することが2017年に判明した。和歌山県田辺市で、環境省が地元ダイバーの協力を得て…

マダラエイについて 

アカエイ科のマダラエイは、紀伊半島以南の太平洋、インド洋に分布している。体盤幅(たいばんはば)は約2mに達する。通常魚の大きさは、吻の先端から尾ビレの先までの全長だが、エイ類の場合は、背中側から見て両胸ビレの最も幅が広いところを測る、体盤幅…

沖縄の想い出(地上編)

今年は沖縄が本土復帰して50年ということで、沖縄関連のテレビ番組が多い。それに感化されたので、沖縄を取り上げたい。沖縄へは150回くらい行っているが、ほとんどはダイビング&水中撮影が目的。そのため通常の見物・見学はあまりしていないが…。 2002年10…

暑中お見舞い

暑い日が続いている。昔は風鈴の音で涼をとったものだが、今ではそんなことではごまかせなくなった。日本より北に位置するヨーロッパでも猛暑が続き、死者も出ているというニュースを見ると、やはり地球はおかしくなっていることが理解できる。 地球がおかし…