シモフリタナバタウオ
岩陰や穴などの暗い場所に生息し、出てくることはあまりない。黒褐色の地に白い斑点が全身に入っていて、背ビレ後方に目玉模様がある。
モデルとされるハナビラウツボ
尾だけ出ている
確かに尾だけ穴から出していることもあり、その場合はよく似ている。しかし、ほとんど穴から出ないシモフリタナバタウオが、ハナビラウツボの姿や性格などの情報を知っているとは思えない。例え知っていたとしても、尾だけ出せばそっくりになるなどの知恵があるかは疑問だ。
尾のほうを出していた
以前、尾を出しているシモフリタナバタウオを撮った。
Uターンして顔から出てきた
このあとどうするのだろうと、しばらく待っていた。すると一旦引っ込んだのだが、今度は顔から出てきた。ダイバーという天敵(?)がいるのにだ。「擬態」なら尾を出したままのほうが効果的なはず。両種はたまたま似ていたので、誰かが安易に「擬態」としたのではないだろうか。