大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

カイメンの中が大好きな魚たち(最終回)

熱帯海域に多いミズガメカイメンは、日本では南紀で見られるらしい。黒潮によって分布を広げたのだろう。南紀では見ていないが、八丈島のアーチで有名なポイントの旧八重根港にあった。


ミギマキ                                          

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ミズガメカイメンの中には、いかにも伊豆諸島代表という魚が入っていた。












ベニカエルアンコウ(伊豆海洋公園)                                         

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ベニカエルアンコウはカイメンのそばにいることが多い。たまには入っていることも。大抵は自分の体色に似ている色のカイメンのそばにいる。オレンジ色のカエルアンコウならダイダイイソカイメンといった具合。写真の個体はこんな色でもベニカエルアンコウ。体色変異が多いのだが、周囲の色に変えられるのかもしれない。






アナハゼ
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日本海佐渡にもワタトリカイメンはたくさんある。身を乗り出してるのはアナハゼ。カジカ科の魚だ。











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こちらにはメバルが入っていた。













ウツボ(井田)
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ザラカイメンに入っているのはウツボの幼魚。'87年に西伊豆・井田で撮ったもの。もっと引いて撮りたかったのだが、コンタックス50mmレンズにクローズアップレンズを付けてのテスト撮影だったため、ピントの合う距離がほぼ決められてしまい、こんな窮屈な画面に。それが少々心残り…。