見つけたら必ず撮る、というものがいくつかある。その一つがカイメンに魚が入っている場面。カイメンにもいろいろな種類、形状があり、魚が入れるのはカップ状や壺状などのタイプ。
アヤコショウダイ(コモド)
インドネシアを含む熱帯海域に多いのが壺状のミズガメカイメンだ。大抵魚が入っているので、いつも見るのを楽しみにしている。ただし注意深く近寄らないと出て行ってしまう。
ユカタハタ(コモド)
「カイメンに入っている」という定義は、1分以上静かにいる、と自分なりに決めている。通りすがりや気まぐれで入っても認めない。入る理由は二つ考えられる。一つはクリーニングステーションになっている場合。もう一つは高い位置から見渡せ、包みこまれる安心感だろう。しかし、襲われたら逃げ場を失うことも理解しているようで、身を乗り出していつでも逃げられる体勢を取っているものもいる。
ニシキヤッコ(ラジャアンパット)
その点このニシキヤッコは平然としていた。本来は警戒心が強いのだが…。
遠くで見ていたときはユカタハタも一緒に入っていたが、逃げてしまい、ニシキヤッコだけ残った。
ミゾレチョウチョウウオ(コモド)
ミゾレチョウチョウウオは通りすがりの場合が多いのだが、このときはかかなり長くいた。クリーニングを待ってたのかもしれない。
ルームシェア(コモド)
ごく稀に複数入っていることもある。ユカタハタとクロオビマツカサ。こんなことは珍しく、撮れたのは超ラッキー!