大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

3年ぶりのコモド(3)

南エリアのポイントは、リンチャとコモド両島の南端に点在している。夜の間にリンチャ島からコモド島南端に移動。メインはマンタポイントだが、あいにく波が高い。マンタは当たり外れがあるが、今回は…。


近くを通ってくれたマンタ                                                             

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4チームに分かれ、クリーニングステーション付近を潜る。しかしマンタは見当たらない。しばらく移動。最終的には3尾見ることができた。別チームの話を総合すると、長い距離を移動してマンタは23尾で、しかも遠かったらしい。1尾の小型のマンタがぼくのすぐそばを通ったので、一番ラッキーだったようだ。




典型的なコモドの風景

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次のポイントは岬を回ってすぐのところ。大きな入り江なのでわりあい穏やか。岸の近くはきれいなサンゴ礁で、いつもここで半水面を撮る。殺伐とした島と生命豊かな海という典型的なコモドを表現できるからだ。







いろいろな種類のサンゴがある
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今回は少し波立っていた。いつもならサンゴ礁が水面に映るのだが…。それでも美しいサンゴ礁に変わりはない。










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サンゴの隙間にはクロオビアトヒキテンジクダイやマンジュウイシモチ、ニセクラカオスズメダイ、ヨスジリュウキュウスズメダイなどが見られる。









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このポイントのメインは、少し沖合いに沈んでいる木造船。形はだいぶ崩れているが、魚たちのよい隠れ家になっている。ツバメウオ類やキンメモドキなどが主だ。時折チョウチョウウオ類がやって来る。