コガネアジは30cmくらいの小型のアジ。黄化個体が多いためだろうか、和名の由来になっている。
黄化個体のコガネアジ(コモド諸島)
両タイプのコガネアジ(タイ・タオ島)
通常タイプの体色は銀色で、体側に黄色の斑点がある。通常タイプと黄化個体が一緒に行動する姿もよく見られる。
小魚を狙っている(ラジャアンパット)
コガネアジは肉食性で、常に小魚を狙って回遊している、主なエサはキンメモドキやスカシテンジクダイ、キビナゴなど。
こんな色のものも(ラジャアンパット)
黄化個体でも黄色の濃さが個体によって異なる。何かの拍子に変えられるようだ。この個体はヒレだけ黄色い。変えている途中なのだろうか。
求愛するコガネアジ(パプアニューギニア)
コガネアジの求愛を観察したことが二度ある。場所はパプアニューギニアとタイのタオ島。通常の体色のメス1尾に対し、背中などが黒ずんだ婚姻色のオスが3~4尾で追尾する。追いかけ合いがしばらく続き、ペアになったり団子状になったりを繰り返す。こうして夕方に産卵すると思われる。