アジ科のコガネアジは、その名が示すように黄金色(こがねいろ)をしている。全長約40cmで、熱帯海域に生息している。日本には少ないが、海外ではよく見られる。
真っ黄色のコガネアジ
単独か2尾で行動していることが多く、稀に5~6尾のときもある。コガネアジに出会うと縁起が良いと勝手に思っているので、必ずレンズを向けることにしている。
銀色タイプのコガネアジ
黄金色の個体の他に銀色の個体もいる。体側に黄色い細かな斑点がある。
行動を共にする両タイプのコガネアジ
黄金色のタイプと銀色のタイプが一緒に行動していることもあり、それほど珍しいことではない。両タイプがあると書いたが、どうも体色は変えられるみたいなのだ。
体色が中間のタイプ
というのも、体色が変わる途中と思われる個体もたまにいるからだ。変えられるとしたら、どういうタイミングで変わるのだろうか。そして体色を変える意味は何なのだろう。
婚姻色になって求愛するコガネアジのオス
極めつけは婚姻色だ。ギンガメアジやナンヨウカイワリの婚姻色は全身黒だが、コガネアジのそれは複雑な色。不思議としかいいようがない。