大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

「さわやか自然百景」LOVE

毎週日曜朝放送のNHK「さわやか自然百景」。15分の番組ながら、日本各地の自然をテーマに「カメラをあまり振らない」「1カットの時間が長め」など基本に忠実なつくりで、落ち着いて見ることができる。


さわやか自然百景のタイトル

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毎回見るようにしているが、放送は関東だけのようだ。取材地が島や海辺のときは、水中シーンが豊富なことも魅力の一つ。この番組は外部のプロダクションにも制作を依頼している。







遡上するカラフトマス
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昨日(116日)は知床だった。カラフトマスが遡上して産卵するシーンもあった。知床は産卵に適した環境が河口近くにある、珍しい場所とのことだった。








昔の「長太郎池」('64年撮影)
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前回(30日)は三宅島で、水中シーンがたくさんあり、レンテンヤッコの産卵も撮影されていた。この回は「日本水中映像」の制作。また、タイドプールの「長太郎池」も出て懐かしく思い出した。というのは、ダイビングの大先輩の大崎映晋氏の本に書かれていたので行ったことがあるのだ。52年前にもなる。







「長太郎池」で潜るぼく('64年撮影)
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友人たちと34日で行ったのだが、毎日「長太郎池」でスノーケリングを楽しんだ。深いところでも1.5mくらいしかないので、潜っているところを撮影するのは難しい。何度もやり直ししたのを今でも覚えている。「長太郎池」がかなり気に入ったので、その後何度も訪れている。


 




現在の「長太郎池」の干満の比較
イメージ 5そんな「長太郎池」が2000年の噴火に伴う地震の影響で地盤沈下したらしい。そのため、潮が満ちると外洋と通じてしまい、タイドプールの環境ではなくなってしまったとか。
変化したことは残念だが、知っている場所が放送されるのもまた楽しみでもある。今後も期待したい。