大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

のんびり魚を見る旅・柏島(1)

奄美に続いて柏島に行った。Kさんと松山で合流し、宇和島経由で柏島に到着したのは22時を少し回ったころ。今回お世話になるダイビングサービス・アクアスで打ち合わせ。


養殖が盛んな柏島

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アクアスのオーナー兼ガイドのまっちゃんこと松野氏は、小さな生きものを見つけるのが上手だけでなく、生態に関してとても詳しい。











サンゴ域に現れたイシガキフグ
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柏島はサンゴ域、砂地、転石帯などさまざまな環境が揃っている。特に浅いところは石や岩の上にミドリイシ類のサンゴがたくさん付着している。だが、基盤がサンゴの堆積物ではないため、サンゴ礁とはいわない。今回は春濁りのうえ、水温が低く約18だった。









キンギョハナダイ。中央の3尾がオス
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キンギョハナダイが多いのも柏島の特徴。メスの体色はオレンジ色で、オスは白っぽい。













目の前まで近寄って来るイラ
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転石帯で潜っていると、必ず現れるのがベラ科のイラ。ダイバーがフィンで石を蹴ったり砂を巻き上げると、エサにありつけるからに違いない。おかげでイラは撮り放題。










ダイバーに付きまとうコブダイ
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ポイントによってはコブダイも現れる。おそらくダイバーが貝などを割っているからだろう。ダイバーの周りをウロウロしているので、撮りやすい。