大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

のんびり魚を見る旅・奄美(3)

5mくらい離れて撮影していたKさんが連写していた。何だろうと近づくと、ヒメオニオコゼだった。



近寄ってもまだ撮り続けるKさん

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さほど珍しい魚ではないが、胸ビレを開いたまま閉じない。胸ビレを開くのは威嚇のためだ。ストロボ光を浴びすぎたので、怒りがおさまらないのだろうか。











胸ビレが特徴のヒメオニオコゼ                                                                  

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通常は胸ビレをすぐに閉じてしまうため、広げているのを撮るのはけっこう難しい。このときばかりはいつまでたっても閉じないので、ゆっくり撮影できた。









トサヤッコのオス
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20数年前から観察を続けているトサヤッコも見に行った。最初はヤイトヤッコしかいなかったので心配したが、テリトリーが少しずれていた。オス1尾にメス3尾で、ヤイトヤッコもトサヤッコと同じ数だった。










アミメチョウとカガミチョウ

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アミメチョウとカガミチョウが一緒に行動していた。チョウチョウウオの中でも近縁同士で、よくあること。両種の交雑種が多いのもうなずける。









茶色の海と2層になった海中
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19日の夜中に大雨が降った。翌日桟橋から見える海は真っ茶色。ポイントに着くと少しはましだったが、エントリーすると50cmくらいの層ができていた。5mも潜るとまったく問題なかった。

今週もまたKさんと海に行くことになっている。今度は高知県柏島。今日午後松山で合流し、宇和島に寄って友人たちと夕食をしてから柏島に向かう。またのんびり潜ろうと思う。